倉光隆士 創造故事

物事の捉え方を変える為の処方箋

「出会うべき運命の相手」・・・。

 

「色々と詰め込んだ話ばかりしているので、こんな話をして行きましょう・・・。」

 

と、尾葉さんは前置きを置いた後に新しい話をしてくれた・・・。

 

「よく恋愛などで言われるけど、「運命の赤い糸で結ばれた相手」という表現を耳にする事があるでしょ?」

 

「でも元々「赤い糸」と表現される物は無くて、日々の生活の中でお互いに信頼関係を築いて行く事で、赤く色を付けて行くと言った方が正しいのかもしれません。」

 

 

「そして実際は「出会うべき運命の相手」というのは、自分が好きになる人も嫌いになる人も人生で関わりがある人であれば皆「出会うべき運命の相手」と言えるのですよ。」

 

「スピリチュアル的に言えば、自分の人生に関わりがある人の事を「ソウルメイト」と呼んでいます・・・。」

 

「例えば、家族や親戚だったり、学校や職場での人間関係を持つ人は、元々の目的である魂の成長をさせる為に、親友として振る舞ったり嫌な人物として関わったりする事を生まれてくる前に決めてきているの・・・。」

 

「因果応報にも繋がる話になるけれど、過去世で自分が他人を見下したり、人にされて嫌だと思われる事をしていたら、過去世の自分の行動をソウルメイトが肩代わりして自分に対して同じ行動を演じてくれるのですよ・・・。」

 

「「他人は自分の鏡」ということわざの話にも繋がってくる話になりますね・・・。」

 

「親や兄弟になる間柄の人というのは、ソウルメイトの中でも絆が強いという話にも繋がります。」

 

「両親であれば7回程親子関係を築いて行く事になりますし、兄弟であれば4回程の関係が続きます。」

 

「現世で親と子の関係だった魂は、次回は子と親の関係になったり、兄と弟の関係は、次回弟と兄の関係になったりする事もあります。」

 

「ソウルメイトの関係として、親兄弟の関係だった魂は、親戚や親友として関わる事もあります。」

 

「現世の恋人は過去世の親や子どもだった場合などもあります。」

 

「いずれにしても、自分の人生に関わりがある他人というのは、自分と共通点を持っていたり、お互いの欠点にお互いが気づいて改善できるようにとマッチングされた関係性があるのですよ。」

 

「そして他人より身近な人物とは、お互いの欠点が浮かんでくるような衝突を起こす事が出来る間柄とも言えるのかもしれません・・・。」

 

「親子の確執なんて言われたりしますが、現世で問題に向き合わず解決しない場合、とてもじゃないけど向き合えないとして関係性に距離を置いたりする事もあるとは思いますが、現世で解決しない場合は来世に引き継がれるという事になります。」

 

「良くも悪くも自分が放出している周波数、言い換えればエネルギーが人間関係での問題を引き寄せているし、作り出しているという事が原因です。」

 

「逆に言えば、自分の心の在り方が変われば、ソウルメイトの振舞いも変わってくるとも言えます。」

 

「なかなか自分の心の在り方を変える事も難しかったりしますが、そんなもどかしさも「喜怒哀楽」として魂は楽しんでいるとも言えるかもしれません。」

 

と、尾葉さんは説明してくれた。

 

自分は話を聞いていて、「魂が考えている事は分からないけど、嫌な事や面倒臭いと思える事は必要ないと思うけど・・・。」と心の中では考えていた・・・。