倉光隆士 創造故事

物事の捉え方を変える為の処方箋

「アカシックレコード」・・・。

 

「「この世の仕組み」として、アカシックレコードの話をして行きましょう。」

 

と、尾葉さんが新しい話を始めた。

 

「人は誰でも幸せになりたいですよね・・・。」

 

「そして生き方によっては「不幸」だと言われる人生もありますが、」

 

「既に私達は生まれた時点で、どのように生きたらこんな結果を迎えるという人生のルートが設計されているんですよ。」

 

「スピリチュアルでは「アカシックレコード」と呼ばれていますが、本当に細かい選択で迎える全てのパターンの人生のルートが存在しているのです・・・。」

 

「例えば、今日あなたがココに来た場合の人生と、来ていない人生では随分と違う人生を歩む事になります。」

 

「分かりやすい所で言えば、雑誌などで「性格診断」だったり、「コーディネート診断」だったり、質問を「YES /NO 」で答えて進むチャートがあるでしよ?」

 

「人生も生きていると、細かい話をしたら毎瞬毎瞬の選択を意識的、無意識的に行っていますが、選択を進めて人生を終えるまでの全ての結果が分かります。」

 

「私も一度「アカシックレコード」の全容を神様に見せて貰った事があるのですが、ちょうど葉っぱの「葉脈」のような形をしています。」

 

「真ん中に真っ直ぐ伸びた線があり、途中途中で枝分かれする線が伸びて、別々に伸びた線も途中途中で線と線が結合しています。」

 

「いわゆる人が「幸せ」だと思える人生というのは、最初に真っ直ぐ伸びた線の周りのエリアを線の根元から歩んで来た場合が多いです。」

 

「でも、欲に駈られた人生を歩むと、幸せだと思える範囲から外れた場所を歩んで行く事もあります。」

 

「自分の人生を早い時点で見直して、幸せと呼ばれる範囲に歩みを戻す事も出来ますが、気付くのが遅かったり、気付いていても修正する気持ちがない場合は、リカバリー出来ないまま人生を終える事もあります。」

 

「カルマの話でも同じ事が言えるかもしれませんが、自分の人生の歩みを良い物にするのは、自分の選択次第なんです。」

 

「いくら私が他人のアカシックレコードを視る事が出来て、助言したとしても、自分が持つアカシックレコードの歩みの選択は自分しか出来ないという事です。」

 

と、尾葉さんは語る。

 

「でも他人の為に生きる人生や、生まれた環境がひどい場合があって、自分だけの選択では生きる事が出来ない人生もありますよね?」

 

と、自分は尾葉さんに質問した。

 

「勿論そのような人生もあります。」

 

「自分が持っているカルマによって、他人に尽くす為の人生もあるでしょう。」

 

「生まれてきた環境に泣きたくなるような人生や、先が見えない人生も、自分の記憶にない過去世からのカルマによって歩む事になる人生もあるでしょう。」

 

「ただし、自分の選択によっては自分の人生をリカバリー出来るし、リカバリー出来なかったとしても、生まれ変わって生きる来世の環境を改善する事も出来ます。」

 

「人は現世のみで生きている訳ではない事を腑に落とすだけでも、自分が歩むルートをより良い物にする事も出来ます。」

 

と、尾葉さんは説明する。

 

「ただし、現世だけではなく、幾多もの人生を歩む中では、色んな経験をするでしょう。」

 

「時には「清濁合わせ呑む」という経験も必要な場合もあります。」

 

「「善」という物が分からないので、「悪」という物を経験する人生もあるでしょう。」

 

「いずれにしても、どんな人生を歩むかは自分次第なのです・・・。」

 

と、尾葉さんは捕捉説明する。

 

「さっき尾葉さんは「メビウスの輪」の説明をした時に「善」も「悪」も経験するって言っていたなぁ・・・。」

 

と、自分は心の中で考えていた。

 

「一応人に悪い事をしたらいけないと思える人生を現世ではしているでしょ?」

 

「「因果応報」から言っても、他人を傷付けたら自分に戻ってくるという法則は実在しますから、「幸せ」を求める人生を心掛けていて良いと思いますよ。」

 

と、尾葉さんは自分に話してくれた・・・。